目立たなくする

「しわ」は、年齢と人生経験を重ねた証。そうは言っても、本当はできるだけ少ない方がうれしいと思っている人は多いのでは。 「しわの原因は?」「予防方法は?」といった気になる疑問に、資生堂の研究員がお答えします。 しわの原因は、さまざま。5つの主な「しわのもと」をご紹介します。 ・加齢による肌の弾力低下 ・加齢による乾燥(肌の水分保持力の低下) ・気温や湿度の低下による乾燥 ・紫外線による真皮や表皮へのダメージから起こる弾力低下 ・加齢による女性ホルモン量の低下 このように、乾燥、紫外線、加齢による表皮や真皮の変化によって肌にしわが刻まれてしまうのです。 しわは、「乾燥じわ」「紫外線じわ」「表情じわ」の3つに大きく分けられます。 乾燥じわ 乾燥による肌表面のカサつきからできる、ちりめん状や線状のしわ。 そのまま放っておくと、しわの数が増えてつながり、大きなしわの原因になります。 紫外線じわ 紫外線による肌ダメージでできるしわ。肌のハリを支える真皮において、 コラーゲンが減少しエラスチンが劣化することにより、大きなしわになります。 表情じわ 笑った時の目じりのしわのように、表情の変化による「肌の折りたたみ跡」からできるしわ。 10代・20代のハリのある肌では、折りたたみ跡は肌の弾力によってすぐに元に戻りますが、 加齢や紫外線ダメージで弾力を失った肌は柔軟性が低く、跡が消えずにしわになってしまいます。 できてしまったしわはどうしたらいいの? できてしまったしわを完全に消すことは難しいのですが、 保湿や抗しわ効果のある美容液などできちんとケアを続けることで、目立ちにくくすることは可能です。 さらに、しわの予防だけでなく、できてしまったしわを深刻化させないために紫外線対策は毎日しっかり行いましょう。